さよなら・・・ユキ

彼と会ったのは、10/10・・・
この日は、ちびの保育所の運動会だった。
運動会でばたばたしてた私が、彼からのメールに気がついたのは
運動会を終え、近所の公園でちびと遊んでいたときのこと。

「今夜一緒にお泊りとか無理だよね？俺は7時には終るけど・・・」

見た瞬間に「無理無理〜」と突っ込みを入れた私。
ほんと、彼は突然だよね。
何の前触れもないんだ。

はじめは、会う気なんて全然なかったんだけど、考えてる
うちに・・・
やっぱり会いたくなってきた。
実は次の日は、東京から親友が子供連れて私に会いに来るから
親子で京都へ一泊旅行の予定があった。
だから、今夜彼と会うのはかなりのハードスケジュールになるから
避けたかったのだけど・・・

結局、夜遅く彼とラブホテルへ。

で、今思えばこれが彼との最後の逢瀬になってしまった。

事の始まりは彼からの誤メール。
いきなり、こんなメールがきたの。

「待てないよね？なかなか帰らないよ・・・会いたかったのに・・涙」

・・・は？
なにこれ？
私は会う約束なんてしていない。
探偵凛が推察すると・・・彼の夜の仕事と同じ支社で仕事してる
誰かと待ち合わせして、逢引するつもりだったのだろう。

そのあとすぐに、こんなメールが。

「帰ったの？今日は出てきてなかったの？会いたかったのに」

・・・たぶん、私に間違って送ったことに気がついて
あわてて、帳尻合わせのメールをおくってきたのだろう。

そして5分後。

「風邪最悪。熱下がらなくて・・・頭ボーっとしてるよ。
　次は仕事いつなん？昨日もメールなかったけど大丈夫？」

おいおい。熱が出てる人がなんで他の女と待ち合わせしとんねん！！

なんだか、哀しいというよりつき物がさーっと落ちちゃった感じ。
この夜は返事は一切返さなかった。
もう、終わりだね。おしまいだよ。
あまりに誠意がない男。あまりにちんけな男だ。

次の日、なんちゃんに話を聞いて貰った。
なんちゃんは、「これがいい機会だよ。彼は余りに大物過ぎる。
彼と付き合っていくにはあまりにリスクが多すぎるよ。
別れるいい口実になるよ。ここがふんばりどころやで！」と
アドバイスをくれた。

そして昼過ぎ、彼からまたメール。

「ごめんね・・・昨日はごめんね・・・まだ熱下がらなくて・・・」

「何がごめんなの？」

「メール訳わからん内容ばっかりやったやろ・・・だからごめんね
　やけど！？」

「・・・他にいい人がいるのなら、私はもう必要ないって事だよね」

「誰も他に好きな人がいるって言ってないでしょ！！
　そう思うならそれでいいけど」

「昨日の一つ目のメールは誰かと間違えて私に送信したんでしょ？」

「間違えたけど・・・好きとかじゃなくて・・・ただ久しぶりやった
　からあいたかっただけで！！・・・いいわ説明するの邪魔くさい。
　熱でしんどいから・・・ごめんね、じゃあね」

これに対して私はもう返さなかった。

本当に、いい機会だったのかもしれない。
相手が誰とか、いいやって感じ。
ユキと付き合ってて、正直満たされなかった。
恋愛してるって思えなかった。
体は相性があったけど、それだけじゃやっぱりつまらない。

あっけない終わりでした。
もう、何があっても彼と寝ることはないでしょう。
付き合う前に、あんなに尊敬していたのに
こんなにがっかりしてしまっている。
男はやはり、付き合ってみないとわからないね。女もそうか。

意外と、落ち込んでいないのかな・・・どうだろ。わかんない。
ただ、プライドは傷ついた。かなり。
だから、彼のことは責めない、追わない。
少しは、私をなくして寂しいと思ってくれるのだろうか。
・・・他に会いたいという相手がいるのなら無理ね。

明日は出会いのパーティ。
うさばらしに行ってきます。

＞彩さま、SARAさま、みかたろうさま

リンクありがとうございました。
せっかくしていただいたのに、こんなことになっちゃってすみません。
相互にさせていただきました。